レポート

Report

2023年1月15日
その他

日本茜 文化財の復元活動【2023.01.08】

化学染料で染められた大鼓の調べ緒を植物染料の日本茜で染めさせていただき、能楽師の大倉正之助様(囃子大倉流大鼓|重要無形文化財総合認定保持者|日本遺産大使)に多賀大社さんの能舞台でお使いいただきました。

大倉正之助様は、日本全国にある著名な神社の能舞台にて、1年に1回づつ12年をかけてお能を奉納する「飛天双〇能(ひてんふたわのう)」をプロデュースされており、能楽を未来の文化へ繋げる活動と共に、失ったものを復元したり再現しながら、日本の伝承文化を深める取組みもされていらっしゃいます。

当日は参拝や見物に来られた方も大勢いらっしゃり、NHKさんも取材に来られていました。

今回は演目が書かれる日本茜で染めた和紙も提供させていただきました。

舞台の終了後には多賀大社さんの名誉宮司様や関係者様の前で、今回の日本茜染めについて説明をする機会もいただきました。

日本茜の色彩文化の再生は文化財の復元にも繋がります。
次回の「飛天双〇能(ひてんふたわのう)」は2024年2月8日(木)に伊勢神宮の能舞台で執り行われます。
これからも想いを共有できる方々とのご縁を大切にして参ります。