2022年9月12日
その他
日本茜 色彩文化の復興活動【2022.09.09】
半年ほど前にお越しいただきました能楽師の大倉正之助様(囃子大倉流大鼓|重要無形文化財総合認定保持者|日本遺産大使)が、9月9日(金)に宮崎県の高千穂神社で大鼓奉納之會をなされました。
今回、大倉正之助様が使われていた大鼓の調べ緒(麻紐)は、
当機構の代表が「世紀を越した在りし日のいにしえの色」を思い浮かべながら
日本茜を染料にして復元させていただきました。
これまでは化学染料で染められていた調べ緒を使われていたのですが、
大倉正之助様の熱い想いや強い拘りに共感し、ご協力をさせていただきました。
調べ緒の制作には染色以外の工程もあるため共同作業となることから、
ターゲット色に合わせることが出来なかったのですが
復元の過程を歩み出した記念として、今回初めてお使いいただきました。
日本茜の色彩文化復興の為にも、この活動は重要な染色事業と考えておりますので
技術力に更なる磨きをかけて、これからも日々精進して参ります。
(※掲載写真は大倉正之助様のご了解で使わせていただいております)