日本茜 色彩文化の復興活動【2022.10.03】
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当ウェブサイトにも掲載させていただいる「国宝の赤糸威鎧(あかいとおどしよろい)」が奉られている武蔵御嶽神社さん(東京都青梅市)へご挨拶と実物の大鎧を拝見させていただくために伺って参りました。
神社は山上にありますので麓の最寄り駅まではケーブルカーで移動します。
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麓の駅に着くとそこからは徒歩で向かうのですが、道中で自生している日本茜を見つけました。
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あまり見かけない種類の茜ちゃんも自生していました。
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また、このように立派な欅も見ることができました。
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最寄り駅から20分程歩くと神社の鳥居が見えてきました。
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約300段の階段を上ると、いよいよ武蔵御嶽神社さんに到着です。
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到着後は宮司さんや禰宜さんと長時間お話をさせていただき、実物の赤糸威鎧を拝見させていただきました。
こちらが大鎧が奉られている宝物殿です。残念ながら建物内は撮影禁止ですので、大鎧の写真を掲載することができませんが、現存している日本茜で染色された赤糸は1,000年程経った今でも非常に濃い赤色をしていました。
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土曜・日曜・祝日は閉館していますのでご注意ください。
また、赤糸威鎧は修繕のため令和4年10月17日より展示が控えられ、
宝物殿は内装工事のため令和4年12月5日~令和5年3月31日までは閉館となりますのでご注意ください。
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赤糸威鎧は平安時代の大鎧で、武蔵国の武将であった畠山重忠により奉納されたと伝えられています。
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元々、大鎧の赤糸は全て日本茜で染められていましたが、明治時代の補修作業では化学染料が使われました。その結果、化学染料で補修された糸の方が早く退色してしまいました。
その様子がよく分かる写真(ページ中段)を武蔵御嶽神社さんよりご提供いただき、当ウェブサイトに掲載させていただいております。
現代の補修では化学染料を使用していませんが、日本茜とは別品種の西洋茜が使用されているので
是非、当機構がお手伝いをさせていただき、当時と同じ日本茜を使って美しい赤色を再現したいものです。